1999年に連載がスタートした「麻雀飛龍伝説 天牌」(原作:来賀友志/作画:嶺岸信明)は、18年の月日を超え、2017年現在も週刊漫画ゴラク(日本文芸社)で連載されており、既刊コミックスは90巻に到達している。今回はその作者であり、麻雀劇画という世界を33年間にわたって書き続ける、劇画原作者・来賀友志先生に仕事論を聞いた。 来賀友志(くが・ともし)プロフィール 1956年、鹿児島県生まれ。A型。早稲田大学卒。劇画原作者。好きな映画は「男たちの挽歌」。 劇画原作者になったきっかけは? 「学生時代から一生麻雀に関わっていきたいとは思っていました。麻雀プロになりたかったんです。ただ両親が厳しかったので、麻雀に関連する出版社に入れば許してくれるんじゃないかと考え、学生の頃から竹書房の嘱託として、麻雀専門誌・近代麻雀に関わるようになりました。当時の近代麻雀は、現在のような漫画主体ではなく、活字主体の