2014年4月末、Internet Explorer(IE)に新たな脆弱性(セキュリティ上の欠陥)が見つかり大きな話題となった。例えばテレビや一般紙で大きく取り上げられ、一部の地方自治体や企業では、IEの利用やネットへのアクセスを制限したと伝えられている。 だが実は、同様の脆弱性は過去に何度も見つかっている。ではなぜ、今回の脆弱性がこれほど話題になったのか。それは、“タイミング”と“誤解”が大きく影響したと考えられる。 「ゼロデイ攻撃」で脆弱性が発覚 今回の脆弱性は、IEのメモリー管理に関するものだ。細工が施されたWebサイトにアクセスするだけで、ウイルス(マルウエア)に感染し、パソコンを乗っ取られる恐れがある。 実際、この脆弱性を悪用した攻撃が確認されたことで、脆弱性の存在が発覚したとみられる。セキュリティ更新プログラム(パッチ)が未公開の脆弱性(ゼロデイ脆弱性)を突く攻撃で、「ゼロデイ
「祖父の軍歴を知りたい」。先の大戦での日本海軍の軍人・軍属の人事記録「軍人履歴原表」を管理する厚生労働省に、そんな問い合わせが増えている。終戦から時間がたつにつれ減少傾向だったが、平成25年度は前年度比3割増になった。その背景には、海軍航空隊を描き映画化もされたベストセラー「永遠の0(ゼロ)」や、日本海軍などの軍艦を擬人化したゲームのヒットもあるようだ。(道丸摩耶) 岡山県に住む30代の女性は今年3月、海軍にいた祖父の軍歴の開示を厚労省に請求した。祖父は戦後間もなく死亡し、数年前に祖母も死去。祖父を知る人がいなくなる中、「祖父はどんな人だったのか知りたかった」と話す。 当時の軍艦を擬人化したゲーム「艦隊これくしょん(艦これ)」でさまざまな軍艦を知り、祖父が乗っていた船に興味もわいた。インターネットで、孫であれば人事記録を請求できることを知り、血縁を証明する書類などをそろえて厚労省に送った。
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