先日からiPhoneやアンドロイド(Android)OS端末で、位置情報収集に関して色々と騒がしい。端末の位置情報を記録したファイルが個々の端末内に保存されているということで、プライバシーの侵害ではないかとするものだ。これに対しアップル側では「無線LANスポットと基地局の情報」だと説明しているが(【ケータイWatch】)、その説明にも歯切れが悪いとの意見が多い。肌身離さず持ち歩くスマートフォンの位置情報なだけに、ユーザー側の想いも多種多様なことが推測される。折も折、アメリカの調査会社ニールセンでは2011年4月21日、アメリカでモバイルアプリを利用した人に対する位置情報の発信に関する調査結果を発表している(【日本語版は4月28日に公開、PDF】)。興味深い動きが確認できるので、今回はそれを紹介することにしよう。 今回の調査母体はアメリカで過去30日間にアプリをダウンロードした、携帯電話契約