4月30日、豪雨のマンハッタン。ずぶぬれになったメディア関係者がひしめき合う会場で、スコット・ギャロウェイ氏が、講演者として登場した。ギャロウェイ氏は米国の著名デジタル・シンクタンク、L2を創業したインターネット・マーケティングの権威である。 講演のテーマは「デジタル時代の勝ち組と負け組」だった。ギャロウェイ氏によると、「勝ち組」の代表格はネット小売り最大手の米アマゾン・ドット・コム。 一方の「負け組」はブログサービスの米タンブラーやインターネットの画像収集・共有サービスの米ピントレスト、短文投稿サイト運営の米ツイッターだそうである。 中でも観客に受けたのがツイッターへの辛口評だった。いわく、「(短文が)投稿されても広告主の売り上げの増加との相関性が低いのです」。交流サイト(SNS)の雄が大っぴらに批判されることはめったにない。 ツイッターは前日に2014年1~3月期決算を発表したばかりだ