兵庫県小野市の県営住宅で当時4歳とみられる男児の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された母親の無職大塚美由紀容疑者(33)が県警の調べに対し、「遺体を捨てる場所が見つからなかった」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。県警は、美由紀容疑者と夫の竜容疑者(34)が遺体の処分に困り、2年近く冷蔵庫に隠し続けていたとみている。 社署によると、両容疑者は07年7月〜今年4月、県営住宅4階の自宅の冷蔵庫内に男児の遺体を隠していた疑いが持たれている。司法解剖で男児の死因や身元は分からなかったが、2人の供述などから美由紀容疑者と前夫との間にできた長男とみられている。 美由紀容疑者は同署の調べに対し、泣きわめく長男の口に布を詰め、手足を縛った状態で衣装ケースの中に入れていたら死亡したと説明。「夫と一緒に遺体を捨てる場所を探したが、適当な所がなかった」と供述したという。自宅の捜索では