麻生首相は27日夜、自民党の細田博之幹事長と東京都内のホテルで約2時間会談し、衆院解散の時期などで意見交換した。 細田氏によると、会談では細田氏が「党役員人事と改造、解散については総理にお任せします」と述べ、首相が交代を決断すれば受け入れる考えを表明。これに対し、首相は「党役員人事とか大幅改造とか解散だとか外野が作り上げている」と強調。ただ、党役員人事や内閣改造はしないとも明言しなかったという。 また、首相は会談で、臓器移植法改正案や北朝鮮関係船舶への貨物検査法案、水俣病未認定患者救済法案などについて「早くまとめられるなら早くまとめて欲しい」と語ったといい、必ずしも成立にこだわらない考えを示唆した。