「双頭の鷲(わし)とか言われるが、私には二股のオロチにしか見えない」。野田佳彦首相は5日、大阪府吹田市での街頭演説で、日本維新の会の石原慎太郎代表、橋下徹代表代行の2人を、古代日本の神話に出てくる「ヤマタノオロチ」をもじってこき下ろした。 ヤマタノオロチは「日本書紀」などに登場する八つの首をもった怪物。首相は橋下氏を「非常にシャープな色を持っている」と持ち上げたうえで、「なんで石原さんを党首に担いだのか分からない。(橋下氏が)もともと持っていた切れ味の鋭い路線が見えなくなっている」と酷評。橋下カラーに石原カラーが加わり、維新の「顔」がどれなのか分からなくなったと指摘したかったようだ。 関連記事首相「目標は比較第一党」 衆院選勝敗ライン(12/3)「地名も知らない落下傘、降りてくるのは論外」野田首相(12/2)野田首相、重複立候補へ 現職では森氏以来(12/2)野田首相の在任、民主政権で最
■安倍晋三・自民党総裁 来年、再来年、卒業を迎える高校生や大学生が、暗い気持ちで冬を迎えて、みんな心配なんです。暗い気持ちで冬を迎えなくてもいいように、私たちはまず国が投資して、民間企業の投資を引き出していく。そして、雇用をつくっていくんです。 これは、まっとうな経済政策なんです。4年前、オバマ米大統領は、必要な橋を造り、人々を結びつける道路を造り、そして、商業を盛んにする様々なインフラをつくっていく、と発表した。日本の新聞や経済界も、それを評価したんですよ。でも、同じ人たちが自民党の公共投資を批判している。おかしいじゃありませんか。バラマキとか、古い公共事業だとか、古い自民党だとか、もうこのレッテル貼りはやめましょうよ。まじめに経済を議論していきましょうよ。我々は、やるべき公共事業を当然やっていきます。(神戸市での街頭演説で) 関連記事「幼児教育を無償化。財源はある」安倍・自民総裁(
■山口那津男・公明党代表 早稲田大学のマニフェスト研究所が、各党のマニフェストを比べた。政策が具体的に実現できるかどうか。国民のみなさんにわかりやすく説明されているか。いろんな項目で点数をつけた。その数多くのマニフェストの中で、最高点をたたき出したマニフェストは、公明党のマニフェストだったんです。 しかも、そこには「一番有権者、読み手を意識した作りになっている。『子ども・子育てマニフェスト50』は、子ども重視を示した斬新な取り組み」と書いてある。早稲田大学の伝統あるマニフェスト研究所が「公明党の政策、マニフェストはいい」とお墨付きをくれたんだから、これを公明党に実施させてください。(さいたま市での街頭演説で) 関連記事「トンネルの危険箇所総点検を」 山口・公明党代表(12/3)「北朝鮮ミサイル発射、断固容認できぬ」山口・公明代表(12/2)「この人気先行で行っていいのか」山口・公明党代
■石破茂・自民党幹事長 もう民主党はいい。あの人たちに国を担う資格はない。じゃあ日本維新の会とか日本未来の党とか、新しい政党が出てきたが、1〜2週間で日本の国をどうするのか、政策がまとまるはずはない。維新代表の石原慎太郎さんと代表代行の橋下徹さんの言うことがしょっちゅう食い違っていて大丈夫か。 未来の党は、一体何をやりたいのか。原発ゼロにしよう。みんなそう思っている。そこに至るまでに、じゃあどうするの。ドイツはフランスからいくらでも電気が輸入できる。半分原発を止めただけでドイツの電気料金はあっという間に2倍になった。「原発ゼロに」という人は電気料金をいくらにするの。どうやって民間企業がやっていくの。雇用を守るの。そのことも言ってもらわなければ、スローガンだけの政治に終わる。 物事はメリットもあればデメリットもある。メリットばっかり強調して、人を惑わし、後からつじつまが合わなくなる政治
■安倍晋三・自民党総裁 先ほど、こんなニュースが入ってきました。北朝鮮がまさにミサイルを発射しようとして、日本をはじめ国際社会は北朝鮮に「ミサイルを発射するな」と強いメッセージを出しています。それなのに、なんと、藤村修官房長官は地元に帰って、記者に向かって「撃つなら早く撃ってもらった方がいい。そしたら地元に帰れる」。 許せますか、こんな発言を。冗談じゃありませんよ。もしミサイルが飛んできて日本に着弾したら、日本人の命が危ないんですよ。それなのに、その責任者の官房長官が「早く撃ってもらったほうがいい」。こんな発言をする官房長官、直ちに辞めてもらわなければいけません。 外交はメッセージなんですよ。他の国々も驚いていますよ。他の国々も北朝鮮に「撃つな」と言っているのに、日本の官房長官が「早く撃て」と言っている。これがみなさん、民主党政権の実態なんですよ。(徳島市内の街頭演説で) 関連記事安
【小野甲太郎】「私は山口県ですから、大阪の人たちには『維新』を使ってもらいたくない」 自民党の安倍晋三総裁は7日、愛媛県鬼北町で街頭演説し、日本維新の会を念頭にこう語った。安倍氏が立候補している衆院山口4区はかつての長州藩。明治維新を薩摩藩とともに主導したとの思いから、苦言を呈したかったようだ。 安倍氏は今年春、維新から新党参加を打診されたこともあるが、多くの選挙区で両党の候補が激突しており、維新批判を強めている。この日も「できたばかりの党に日本を守ることはできない。あんまり長い間(党名を)覚えていなくてもいい。多くの党はすぐなくなっていく」と切り捨てた。 関連記事安倍氏「藤村官房長官は辞めてもらわなければ」(12/7)石原氏「20年前と自民は変わっていない」(12/7)維新・松井氏「渡辺さんに僕と橋下が生意気すぎた」(12/7)「なんていう党でしたっけね」自民・安倍総裁(12/7)安
■松井一郎・日本維新の会幹事長 みんなの党さんとはほとんど考え方が一緒。でも、ちょっと僕と橋下徹(代表代行)が元気良すぎたというか生意気すぎたというか、(みんな代表の)渡辺(喜美)さんと最初のところでボタンをちょっとだけ掛け違えた。ほとんど一緒なんです。ぼくたちも反省しなければなりません。もう少し橋下さんも謙虚に、僕も頭を下げるところは頭を下げる、渡辺さんは人生の先輩。それがちょっとだけ違ったから、いま別々の政党かもしれませんが、近いうちに一緒になってこの国をしっかり変えていきます。(大阪府寝屋川市でのみんな公認・維新推薦候補の応援演説で) 関連記事選挙後に自民と連立「全くない」 松井・維新幹事長(12/5)みんな、維新67人を「推薦」 競合しない選挙区で協力(11/30)みんな・渡辺代表「維新の公約、苦心の跡表れている」(11/29)みんなの党、維新合流見送り 渡辺代表「事実上不可能」
原子力規制委員会によると、東京電力福島第一原発(福島県)や東北電力女川原発(宮城県)、日本原子力発電東海第二原発(茨城県)への三陸沖地震の影響について、トラブルなど異常の報告は入っていないという。 東京電力は7日、東京の本店で記者会見を開いた。福島第一、第二の両原発に異常があったとの情報は入っていないという。モニタリングポストなどによる放射能の測定値も異常はみられないという。 福島第一原発の揺れは6号機で水平方向で26.2ガル(ガルは加速度の単位)で大きな揺れではないという。原子炉への注水や電源などの状況も確認したが、今のところ異常はないという。作業員は作業を中断し、高台に避難した。 第二原発は3号機で水平で25.1ガル。原子炉の状態は安定しているという。 東北電力東京支社によると、女川原発(宮城県)の揺れは32.2ガル(東日本大震災時は567.5ガル)だった。東通原発(青森県)は
東京電力福島第一原発で作業員の線量計を鉛カバーで覆う「被曝(ひばく)隠し」が行われた問題で、厚生労働省の富岡労働基準監督署(福島県)は7日、青森県の建設会社「アクセス青森」と、同社の社長(55)を労働安全衛生法違反の疑いで福島地検に書類送検し、発表した。 同署によると、社長は昨年12月1日、同社作業員1人と派遣労働者3人に、線量計を厚さ3ミリの鉛カバーで覆うよう指示。被曝記録を、実際より3割ほど低く抑えたという。 社長は同署に「とりわけ線量が高い現場だったので、警報が鳴るのを遅らせて作業員の不安を和らげるためにやった」と説明しているという。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら 関連リンク線量計に鉛、指示の元役員を書類送検へ 労安法違反容疑(12/6)線量管理「不適切」
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