中国産タケノコを「九州産」などと偽って販売したとして、福岡県は25日、同県八女市のエヌケイフーズ(中尾正社長)に、JAS法に基づく改善命令を出した。同社は2009年3月にも偽装表示で改善指示を受けていた。県は、同社の関連会社で、中尾社長の長男が社長を務める同市の竹姫フーズパートナー(中尾和正社長)にも改善を指示した。 県によると、エヌ社は昨年2月~今年1月、中国産タケノコ51トンを国産と偽って福岡、大分、兵庫、香川、高知など7県の卸売業者11社に販売。うち48トンの販売先は竹姫で、そこから東京、静岡、山形の3社に販売していた。健康被害は確認されていない。 国産と偽ることで卸売価格で1パック(200グラム)あたり約100円の価格差が生じた。偽装を主導したとされる竹姫の和正社長は「国産の仕入れが足りなくなり中国産を使った」などと説明しているという。
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