DNSレゾルバに関する大きな変更ふたたび Linuxの常識が少しだけ書き換わる時間が、またやってきました。 どういった変化が起きるのかを把握するため、まずは5年ほど前に行われた12.04での変更を思い出す必要があります。 12.04以前のUbuntuでは、古典的なLinux環境と同じように、「1)DNSサーバーの設定は/etc/resolv.confファイルを編集して行う」「2)名前解決の結果はキャッシュされず、毎回問い合わせる必要がある」という2つのルールに縛られていました。 12.04ではNetworkManager経由でdnsmasqを起動し、ローカルレゾルバとして動作させる修正が取り込まれています。この修正で、このうち1)のルールが破棄され、/etc/resolv.confはresolvconfパッケージによって自動的に設定されるものになりました。しかし、dnsmasqによるキ