アラビアゴム大打撃 「買い手なく」価格暴落―世界的産地スーダンで戦闘激化 2023年05月23日07時06分配信 収穫されたスーダンのアラビアゴム=1月9日、南部オベイド近郊(AFP時事) 【ハルツームAFP時事】アフリカ北東部スーダンは、チューインガムや炭酸飲料、医薬品などに幅広く使用されるアラビアゴムの世界最大の産地として知られる。国の経済を支える外貨獲得の貴重な源泉となってきた。しかし、4月以降、正規軍と準軍事組織との戦闘が激化。物流が止まって販売できない状態が続き、生産者はもちろん関連する業者は大打撃を受けている。 スーダンで7日間の停戦 発効後に戦闘の情報 「生産者は災害と戦っている状態だ」。首都ハルツームから南西へ350キロ離れた都市オベイドに住むアラビアゴムの取引業者アダム・イサ・ムハンマドさんの表情は暗い。オベイドは周辺地域のゴムの生産者にとっては主要な市場の一つだったが、