コンビニが「命を削る現場」に 25年前に指摘された“やりがい搾取”の危険性:河合薫の「社会を蝕む“ジジイの壁”」(2/5 ページ) 「行政が行っていたサービスをコンビニが対価を得ずに肩代わりしている。公衆トイレのかわり、喫煙所のかわり、ごみ捨て場のかわり、派出所のかわり(高齢者・子どもの保護、女性の駆け込み、振り込め詐欺の防止、道案内)、市役所のかわり(住民票の発行)、消防のかわり(防災拠点)をコンビニがしていて、そのコストを加盟店は負担しているが、本部もだれも何も負担していないのではないか。トイレを取ってみても、トイレ掃除の人手(1日に7回ほど掃除する)、トイレットペーパー、清掃の洗剤など全て加盟店の負担である。行政もサービスのコストをある程度は負担する必要があると思う」 コンビニはもはや単なる小売店ではないのです。「行政が行っていたサービスをコンビニが対価を得ずにしている」にもかかわら