ビタミンD不足は認知症にも関係している 一方、アルツハイマー型認知症は、アミロイドβというタンパク質が脳に蓄積されることで、情報伝達を司る神経細胞間のシナプスに弊害を及ぼします。これによって、著しい記憶障害を引き起こし、認知機能の低下を招くのです。このアルツハイマー型認知症は、現在日本人の認知症患者さんの約60%を占めています。 認知症がこのように急増の一途を辿る背景として、日本人の長寿化に加え、多すぎる炭水化物の摂取や肉食の増加に見る食の欧米化、さらにビタミンDの欠乏に問題があるのは明らかです。 アルツハイマー型認知症とパーキンソン病では、記憶を司る脳の海馬において、脳の老化防止・活性化を導くタンパク質や、脳内神経の回路の形成に関わるタンパク質が欠乏状態に陥っています。 重度のビタミンD欠乏症の人は全員認知症になる 前記したように、ビタミンDの受容体は、この海馬にも多く出現しています。先
![認知症とうつ改善の救世主になる栄養があった 不足すると例外なく認知症になる (3ページ目)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5448b04e9f7f5d13e6a8eb50ea3db1d57af84a03/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F4%2F4%2F1200wm%2Fimg_444c245c37dc0c5069fa84229a153fa92388123.jpg)