マッスルスーツは、同大工学部第一部機械工学科の小林宏教授の成果。圧縮空気を出し入れすることでゴムとPET繊維でできた人工筋肉が収縮し、最大30キロ分を補助し、重いものを持ったり体を屈める行為がしやすくなる。 「生きている限り、自立した生活を」をコンセプトに、小林教授が研究に着手したのは2000年前後。当初は非健常者向けの製品開発を目的としていたが、プロトタイプ製作を重ねるうち、腰痛による離職者が多い介護や物流などの現場で補助器具のニーズが高いことが分かった。すでに訪問入浴介護の現場で100台をテスト導入しており、「500台追加して全国で展開したい」と良好な反響を得ているという。 新会社は同大葛飾校舎内に設立し、資本金1050万円。まず、利用シーンに合わせて「物流用マッスルスーツ」「介護・福祉用マッスルスーツ」の2種類を30~50万円の価格帯で展開する。今後、人工筋肉の本数を増やした強力なも
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