インターネットに接続するルーターの情報を盗み取り、他人の無線LANにいわゆる「ただ乗り」したとして男が逮捕された事件で、男はネットオークションで高出力で無線を拾う機器を購入し、雑誌の付録の解析ソフトでネット接続に必要なパスワードを解読していたことが警視庁の調べで分かりました。男は容疑を否認しているということです。 警視庁の調べによりますと、藤田容疑者は通常の9倍の高出力で無線を拾うことができるアダプターをネットオークションで3500円で購入し、近所の家の無線を傍受したうえで、コンピューター関連の雑誌の付録の無料解析ソフトを使ってネットの接続に必要なパスワードを解読していたことが分かりました。 警視庁によりますと、こうした無線LANの「ただ乗り」は全国で相次いでいて、その背景にはパスワードの暗号化の安全性が低い古いルーターが、依然として家庭で使われているうえ、無線アダプターや解析ソフトがネッ