インテルCPUで動作する64ビットOSや仮想化環境で、権限昇格の脆弱性が発覚 独自の脆弱性を利用、攻撃者はホストマシンの操作やカーネル権限の取得が可能に 米国Intel製のプロセッサ上で動作する一部の64ビットOSや仮想化ソフトウェアが、ローカルで「権限昇格(Privilege Escalation)」の脆弱性を突いた攻撃を受ける可能性があるという。米国国土安全保障省のUS-CERT(United States Computer Emergency Readiness Team)が6月13日、セキュリティ・アドバイザリを発表して警告した。 この脆弱性(識別ID:CVE-2012-0217)は、Intel製CPUが、x86-64互換の拡張機能が追加された命令セット「Intel64」上で、SYSRET命令を実行する方法に由来している。 攻撃者はこの脆弱性を突き、Intel CPU搭載マシンから