大規模な情報システムを部品化された構造で設計する手法。企業の業務プロセスを「サービス」という部品単位に分解し、部品同士を標準技術によって連携させる。 ある日突然、他社と提携・合併したり、事業部門を買収・売却したりと、経営環境の変化はますます激しくなっています。顧客の要望や法規制の変化によって、企業情報システムの変更を迫られることもあるでしょう。システムを改修しやすいように作っておく必要性が増しています。 いったん作ったシステムを変更する時の大きな阻害要因は、様々な業務に対応したソフトウエアが内部で複雑に絡み合った、いわゆる“スパゲティ”のような状況です。こうなっていると、一部分だけ変更したつもりが、思わぬ部分に影響が及んでシステム全体がおかしくなることさえあります。 ソフトウエア技術者の間ではこうした問題を避けようと、システムをモジュール(部品)構造化する手法が長年に渡り研究されてきました