2014年1月6日のブックマーク (2件)

  • 難を転じる南天の実

    赤い実が有名な南天が、花も美しいことは、あまり知られていない。よく街角にも生えているはずなのに、目につかない。夏に咲かせる小さな花は、極淡い黄色をしている。白に限りなく近い色だ。柔らかく温かい印象を受ける。夏に舞い降りてきた雪のようにも見える。細い枝が花の重みでしなる所も、雪が積もっているように感じられる。この南天は、雪の降る季節に大活躍をするのだ。 風邪が引きやすくなる冬、秋に実った南天の実をべると、咳が止まるという。昔から伝わる知恵の一つだ。生でべることもあるし、乾燥させたものを煎じることもある。薬効は実だけではない。葉には殺菌効果がある。おせち料理やお赤飯の上に南天の葉が置いてあるのは、腐敗防止にも役立っている。ただの飾りだけではないのだ。他は、茎や葉を煎じて、痛み止めや滋養強壮にも使われることもある。 薬効だけではなく、厄除けとして庭先や鬼門方向に植えられることも多い。ニンニク

    難を転じる南天の実
    atecik
    atecik 2014/01/06
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  • おかゆの復権

    正月の風習も年々変わってきている。はねつき、こままわし、すごろく、ふくわらいなどもとんと見なくなった。 コンビニなど正月三が日でも、お店は開いているから、主婦の労働を正月くらい休みにしてやろうという目的のおせち料理を作る家庭もほとんどなくなった。スーパーやデパートで売っているおせち料理を買ってきても、孫達はほとんど手を出さない。かくて、おせち料理も風前のともしびだ。 そんな中でも、残したい風習に「七草粥」がある。古代より日では、年初に雪の間から芽を出した草を摘む「若菜摘み」という風習があり、これが七草の原点とされる。セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの「七草」を入れて7日の朝に粥を炊きべて、1年の無病息災を祈る。正月にご馳走をべすぎて疲れた胃を整える意味もある。 七草のうち、スズシロ(大根)、スズナ(カブ)、セリは日常的にべるが、ほかのものは野草として見

    おかゆの復権
    atecik
    atecik 2014/01/06
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