公共性の構造転換―市民社会の一カテゴリーについての探究posted with amazlet at 09.09.01ユルゲン ハーバーマス 未来社 売り上げランキング: 50630 Amazon.co.jp で詳細を見る 今年八十歳になられたフランクフルト学派の長老、ユルゲン・ハーバーマスの代表作のひとつ、『公共性の構造転換(1962/1990)』を読んでいます。これが結構面白い。せっかくなので久しぶりに章ごとに分けて、自分なりのマトメをブログで連載してみたいと思います。興味がある方はお付き合いください(私のことを『マトメ亭』と読んでくださっても構いませんよ!)。ひとまず、これがどういった著作なのか『ハーバーマス―コミュニケーション行為 (現代思想の冒険者たちSelect)』の「主要著作ダイジェスト」から引用してみます。 この書のテーマは、市民的公共性の自由主義的モデルの成立と、社会(福祉