命を選別する言葉にどう抗うか 詩人の岩崎航さん「私たちには今、人を生かす言葉が必要」「障害者は不幸を作ることしかできない」として19人を刺殺した相模原事件から4年。優生思想の言葉が繰り返される中、今、私たちにはどのような言葉が必要か、筋ジストロフィーの詩人、岩崎航さんに聞いた。 相模原市の知的障害者入所施設「津久井やまゆり園」で、元施設職員の植松聖死刑囚が2016年7月26日未明、入所者19人を刺殺し、職員を含む26人に重軽傷を負わせた「相模原事件」から4年。 今年3月に死刑判決も確定したが、何かが解決した気はしない。 「命、選別しないと駄目だと思いますよ。はっきり言いますけど、なんでかと言いますとその選択が政治なんですよ」 最近では、重度障害者2人を国会に送り出したれいわ新選組の大西つねき氏が「命の選別」を肯定する発言をして除籍処分され、謝罪と発言撤回を取り消す会見も開いた。 ALSの女