1億5000万円の支出に関与したのは「安倍と自分」 「責任は(安倍)総裁と私(幹事長)にある」 二階俊博幹事長がいきなりこう語った瞬間、記者団に緊迫した空気が漂った。5月24日、これまで否定してきた「広島買収1億5000万円問題」について当時の首相・安倍晋三の責任を認めたのだ。政権の屋台骨がきしみ始めた瞬間だった。菅義偉首相を支える二階が、ついに安倍の封じ込めに動いた。いわば「捨て身」の作戦だ。 自民党本部が提供した1億5000万円の責任に言及した二階幹事長。安倍前首相とともに「死なば森友」の覚悟だろうか。写真は2018年の党大会。左が広島県連会長の岸田 写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ 河井案里元参議院議員は、2019年に行われた選挙で、1億5000万円という潤沢な選挙資金を自民党から提供されて議席を獲得した。広島の地で、大規模でなりふり構わぬ「買収」が行われたのだ。
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