大麻を使う人を支援するために、罰則は必要なのだろうか? 大麻の「使用罪」を新たに設ける方向で検討が進められている厚生労働省の審議会「大麻規制検討小委員会」。 「なんらかの罰則が必要」と発言している委員、神奈川県立精神医療センター依存症診療科・依存症研究室・副院長小林桜児さんのインタビュー(前編、後編)を掲載したところ、当事者を中心にさまざまな批判が巻き起こった。 小委員会の前段の「大麻等の薬物対策のあり方検討会」で委員を務め、「使用罪の創設には反対」と発言していた国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部長の松本俊彦さんは、小林さんの主張をどう読んだのだろう。 BuzzFeed Japan Medicalは、松本さんに話を聞いた。 委員交代、「使用罪」創設ありき?——まず、小林先生のインタビューを読んで何を感じましたか? 色々気になる点や反論があるのですが、一番気になったのは「使用罪を作
![「大麻を使うことの一番の害は、逮捕されること」 松本俊彦さんが戒める「支援者の傲慢」とは?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/25283155616fffafc1c2ec772882655f740a44ff/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.buzzfeed.com%2Fbuzzfeed-static%2Fstatic%2F2022-10%2F29%2F3%2Fcampaign_images%2F13d97ec2f1fc%2F--2-5462-1667013751-6_dblbig.jpg)