SAS Institute Japanの代表取締役社長 吉田仁志氏は7月30日の会見で、同社の2007年度のビジネスが前年度と比較して新規の売り上げが1.5倍、新規顧客数が1.8倍になったことを明らかにした。製品を押し出す戦略から顧客の課題を解決するソリューション重視に戦略を転換したことが功を奏した。 SASのグローバルの売り上げの中で、日本を含むアジア・パシフィック地域の比率は11%を占める。この比率は近年上昇しているといい、「特に日本の急成長が貢献している」と吉田氏は説明する。日本では金融、通信、医薬の各業種がSASの主要な顧客という 吉田氏は「ビジネス・インテリジェンス(BI)のツール売りは限界に来ている」として「ベンダは企業の経営課題にもっと近づかないといけない」と強調する。SASは、規制や市場環境の変化が激しい業種向けにタイムリーにソリューションを開発し、BIプラットフォームと共
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