日本社会にはLGBTQの人たちにとってのロールモデルが少なすぎます。私は研究者であり、著述家であり、さまざまなメディアで発信しています。性的マイノリティーではありますが、社会的アイデンティティーの中心にLGBTQが存在するわけではありません。日常の生活を送り仕事をする中で、属性の一つとして性的マイノリティーであることを周囲に語ることができる。私自身のそうした姿から、楽な気持ちになれる人が一人でも増えたらよいなと感じています。 毎日新聞は他の報道機関と比べても、LGBTQを巡る問題について実証的に報道している。最高裁の違憲判断にしても、トランスジェンダーの人たちにどのような影響を与えるのか。細かい事実を積み重ね課題を明らかにすることは、とても重要だと思います。 同性婚は司法の場で争われていますが、同性の家庭で育った子どもたちの勉学の態度や情操教育についても、海外の統計などから問題のない点や課
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