4D印刷!? 害虫の針のように返しがある極小針は薬を内包し体内で溶ける2020.02.09 15:0011,442 岡本玄介 4Dプリントとは何ぞや!? ニュージャージー州のラトガース大学にて、これまでの常識を覆すような注射針が、新しい3D印刷技術で作られています。それは害虫や寄生虫が持つ、“返し”の付いた注射針を、4D印刷で成形するというもの。 NEW ATLASいわく、これはマイクロニードル・パッチの一種だと説明していますが、それも何? って感じですよね。以下でひとつずつ説明していきます。 “返し”の付いた注射針で、トップ画像の針。自然界では、こうした針は痛みなく獲物の皮下にスルっと刺さるものの、抜けにくいという特性を持ちます。そこに目を付けた研究者たちは、刺した後に皮下にとどまらせる針に応用しました。遅効性の治療を目的としている場合に有効です。 無害な針の中には薬が仕込まれており、そ