この連載では、私たちの日常生活に身近だがあまり話題にならない業界の戦略を考える。著者・上山信一(慶應大学総合政策学部教授)は元マッキンゼーのコンサルタントである。今回の連載は、湘南藤沢キャンパス(SFC)の上山ゼミ(経営戦略)で、学生たちが調査・研究した結果をもとに展開する。学生チームは、業界誌を読み、東西奔走してインタビューを行い、細かなデータを組み合わせ、業界の構造分析をした。地道な作業を経て、どんなに地味な業界にも必ずイノベーションの余地があり、"ブルーオーシャン"への道があることがわかる。 今回連載の対象業界は3タイプある。まず、成長分野と言われながらも、ビジネスモデルがあまり見えていない業界である。美容業界、ペット業界などだ。 2つ目は、底堅い需要がありながら、デフレの中で利益を得にくい食品業界。これは冷凍食品、ヨーグルト、おにぎり、パンのような日用品とワインやチョコレート、ミネ
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