「何がいけないのか分からない」 就職の内定を得られない学生たちが必ずと言っていいほど、こぼす言葉である。 既に各方面で報じられているように、今年の大卒予定者の就職内定率は昨年の62.5%を下回る57.6%(10月1日現在)であることが明らかになった。 求人がないわけではない。来春の求人総数は58万2000人で、新卒の就職希望者45万6000人を大きく上回っている。しかしながら、学生たちは中小企業には行きたがらず、就職先の希望は大企業に集中する。 「地方はイヤ」 「通勤に不便なところはイヤ」 「人間関係で苦労したくない」 安定志向の影響だけでなく、少しばかり首をかしげたくなる理由で中小企業を拒む学生も少なくない。 そんな学生たちを非難する人もいれば、そういう学生を生み出したのは社会だと指摘する人もいる。 また、学生が集まる企業の間では、厳選採用が加速しているとも言われている。 「就職氷河期に
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