川崎重工業が揺れている。JR西日本の新幹線N700系車両の台車製造に不備があった問題で、川重の株価は1日、一時前日に比べ6%急落した。日本企業の品質問題が相次ぐなか、川重の台車はルールの無視に加え実際に亀裂が生じた。不十分なガバナンス(企業統治)と信頼性低下――。市場が思い起こすのは5年前の、あの出来事だ。川重株の終値は前日比5%安の3735円。午前は一時3685円を付けたが、午後には下げ渋っ
![川重、台車問題が呼び覚ます5年前の教訓 証券部 菊地毅 - 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/537328aed2bd21eed85884c6bbccd135d92e5b6e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.nikkei.com%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSXMZO2755933001032018000001-2.jpg%3Fixlib%3Djs-3.8.0%26auto%3Dformat%252Ccompress%26fit%3Dcrop%26bg%3DFFFFFF%26w%3D1200%26h%3D630%26s%3D278c68825a1913caf6d2102a7e22a5d8)
◇金花社長「多大なご迷惑」と謝罪、引責辞任は否定 新幹線「のぞみ」の台車に亀裂が見つかった問題で、メーカーの川崎重工業は28日、台車枠の製造過程で底部を不正に削り、鋼材の板厚が最も薄い箇所で基準の7ミリを下回る4.7ミリとなり、溶接不良もあったと発表した。いずれも亀裂の原因になったとみられる。神戸市の本社で記者会見した金花(かねはな)芳則社長は「新幹線利用者やJR西日本、東海の関係者に多大なご迷惑をおかけした」と謝罪したが、引責辞任は否定した。 基準を下回る台車はJR西日本と東海で他に計146台。JR西は100台(1両に2台)あり、超音波検査の結果、強度に問題はないとし、運行を続けながら順次交換する。JR東海の46台も安全性を確認しており年内に交換する。他のJR3社では該当がなかった。 川崎重工やJR西によると、2007年、兵庫工場(神戸市)でコの字形鋼材同士を合わせてロの字形の台車枠に溶
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