理化学研究所は28日、STAP細胞の有無を調べる検証実験のうち、小保方晴子氏による実験を当初の予定通り30日で終えると明らかにした。 実験の結果はデータがまとまり次第公表する方針。しかし実験データの解釈に時間を要する可能性があり、公表時期は未定としている。 小保方氏は実験の終了後、検証チームを率いる相沢慎一氏らの指導を受けながら、得られたデータの整理や解析を担う。 検証チームは8月、小保方氏らが発表した論文に記載された手法では、STAP細胞は再現できていないとする中間報告を発表。小保方氏は第三者立ち会いの下、実験に参加した。当初から進捗(しんちょく)状況にかかわらず11月末で小保方氏の実験を打ち切るとしていた。 検証チームによる検証実験自体は、本年度末を期限としている。