左から提訴会見の遺族、都内のスギ薬局(裁判とは関係のない店舗です)。いずれも2024年8月28日弁護士ドットコム撮影 都内在住の高齢女性が死亡したのは、薬局のミスで出された薬が原因だとして、女性の遺族は8月28日、全国にドラッグストアを展開するスギ薬局(本社:愛知県大府市)と従業員の薬剤師ら3人を相手取り、計約3850万円の損害賠償を求める裁判を東京地裁に起こした。 【画像】「女性の薬」交渉の過程でスギ薬局側から遺族に提出された 亡くなった東京都杉並区の田村マキさん(当時74)の遺族によると、スギ薬局側は調剤過誤の事実は認めているものの、死亡との因果関係については認めていないという。親会社のスギホールディングスは同日、弁護士ドットコムニュースの取材にも同様の考えを示した。 提訴後の記者会見で、田村さんの長男(40代)は「スギ薬局はミスで人が亡くなった事実に向き合ってほしい」と話した。 ⚫︎