北海道では11日から大雪となり、停電や事故など交通への影響が相次ぎました。14日にかけて日本海側の広い範囲で平地でも短時間に大雪となるおそれがあります。この冬たびたび登場する「JPCZ」=「日本海寒帯気団収束帯」の影響です。今回の大雪、どのような点に注意しておけばよいのかまとめました。 「JPCZ」=「日本海寒帯気団収束帯」とは 大雪の時「強い寒気と冬型の気圧配置の影響で…」とよく説明されますが、北から強い寒気が南下すると朝鮮半島でいったん東西にわかれます。ペクトゥ山などの高い山があるためです。そしてその後、日本海側に近づいた時に再び合流します。 これを「JPCZ」=(Japan sea Polar air mass Convergence Zone)日本海寒帯気団収束帯と呼びます。 発達した雲は筋状になり、長さは1000キロ程度に達します。日本海の海水温は比較的高いため、大量の水蒸気が供