2022年3月25日のブックマーク (2件)

  • 土井善晴さん『スヌープ・ドッグのお料理教室』書評|晶文社

    「監房から厨房へ」と帯に謳っている。スヌープ・ドッグというヒップホップ界の超大物らしい――というのはわたしが全然知らなかったからである――ラッパーが、料理書を書いた。アルバム4000万枚、ユーチューブ再生100億回超……とある。養老孟司先生の『バカの壁』が440万部だから、10倍以上の破壊力だ。記載されるレシピはスヌープ・ドッグが生まれながらにべてきたものではない。ボス・ドッグと呼ばれるようになってからの彼の好みは、札束のように天井までおもいっきり積み重ねたパンケーキ。そう、ここに収まるレシピはこれまでべたくてもべられなかったセレブの贅沢パーティー料理、特製ソール・フードなどのプラチナレシピだ。 法律家であり美家であったフランス人のプリア・サヴァランが書いた「美味礼讃」に「あなたが普段からべているものを教えて欲しい。あなたがどんな人であるか、言い当ててみせよう」という言葉を、私は

    土井善晴さん『スヌープ・ドッグのお料理教室』書評|晶文社
  • おでんにカレー粉を足すだけでスープカレー

    1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:みんなの「ダメウマい飯」におべべを着せよう 最低限のスープカレーならばけっこう単純 そもそも、基的にどんな料理も、カレー味にしてしまえばそれはもうカレーだと僕は思っています。つまり、「すべての料理カレーである」はちょっと言いすぎにしても、「すべての料理カレーのもとである」までは、言っちゃっていいと思うんです。 ところで、つい半年くらい前は「いや〜肌寒くなってきねぇ。そろそろおでんがべたい季節だよねぇ」なんて言ってたのに、しれっとフェードアウトしようとしてません? おでんの季節から。待って待って! おでんは季節問わず優秀だから、まだまだ忘れないであげて! というのもですね、話がころころ変わって面目ないんですが、「カレーライスの作り

    おでんにカレー粉を足すだけでスープカレー
    aukey
    aukey 2022/03/25
    おでんってイーブイなんだよな