“令和を代表するラジオパーソナリティの序章”を夢想する楽しさ この異様な箱番組関連の盛り上がりを目の当たりにし、星野も興奮を抑えきれず、あくまで冗談めかしながらも2時間の生放送、さらにはクリスマス恒例の24時間生放送『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』でスタッフたちにパーソナリティをやらせたい、とさらなる野望を口にしている。 番組を聴いてない方はここまで読んで、「なんだ、この内輪ウケは?」と驚かれるかもしれない。深夜ラジオにとって内輪ウケは最大の魅力であり、最大の弊害でもある。ただ、ここまで突き抜けると笑うしかない。不思議と清々しさすら感じてくる。「内輪ウケとは?」なんてまじめに検証したら、それこそ「バカじゃないの!」である。 ここまでスタッフにフィーチャーしているのは、星野のリスナー体験が大きな要因だろう。星野が敬愛し、リスナーとしてずっと愛聴していた小堺一機と関根勤の『コサキンDE