フォックスコンが工場起工式 トランプ氏も出席(写真:ロイター/アフロ) ソフトバンクグループが、日本国内で法人税を支払っていなかった。2018年3月期のことだが、最近になってわかったことである。脱税か? と思うが、これが合法なのだ。1兆円を超える純利益を上げている巨大企業が、税務申告では赤字になっているのだという。 天才、孫正義ならではのマジックなのか? 一般人にはなかなかわかりづらいこのカラクリを、経済ジャーナリストの森岡英樹氏から聞いた。 「公認会計士がやる企業の経営成績や財務状況を明らかにする会計と、納税するための税務申告は目的も違って、内容も異なります。それをうまく使い分けて節税する会社は少なくないですが、ソフトバンクというのはそういうところにすごく長けた企業体であるのは事実です」 具体的には、どのようなことが行われたのだろうか。 「16年にソフトバンクグループは、イギリスの半導体
体型と病気のリスクについての研究が進んでいる。メタボ健診を挙げるまでもなく、とにかく「痩せれば健康」が“常識”だと考えられている。だが、逆の結果が出た調査もある。医療経済ジャーナリストの室井一辰氏はこう語る。 「英・ロンドン大学を中心とする研究グループが2015年、同国の医学誌で『痩せ型の人は認知症発症リスクが高い』と発表しました。 調査では、40歳以上の英国人約196万人の医療データを解析。BMI(体格指数。「体重kg÷身長mの2乗」で算出)が20未満の『痩せ型』は、同20以上25未満の適正体重の人より認知症発症リスクが34%も高かった」 日本認知症学会専門医で神奈川歯科大学附属病院の眞鍋雄太医師が解説する。 「健康で標準体重を維持してきた人が、直近の数年で痩せてきた場合は、認知症を発症するリスクが高くなっていると考えられます。認知症の原因の多くを占めるアルツハイマー病は、脳にアミロイド
福島第一原子力発電所では、放射性物質を含む汚染水を浄化設備で処理し、処理後の水をタンクに貯蔵しています。 汚染水に関するニュースでは、「凍土壁」「サブドレン」「トリチウム」など、あまり聞き慣れない用語が出てくることが多く、わかりにくい面があるかもしれません。「福島第一原子力発電所の汚染水問題とは?」「『トリチウム水』とは?その性質や現状は?」を中心に、汚染水をめぐる状況を解説します。 原子力発電所では通常、運転に伴い発生した放射性物質のほとんどが原子炉圧力容器内の燃料棒の中に閉じ込められています。しかし、福島第一原子力発電所では事故により燃料棒が溶融し、原子炉圧力容器およびその外側にある原子炉格納容器内で発生した「燃料デブリ」(※1)に含まれる放射性物質(セシウム、ストロンチウム、トリチウムなど)が燃料デブリの冷却水と触れ、「汚染水」となりました。さらに、その汚染水が原子炉格納容器の中だけ
【モスクワ=工藤武人】ロシア大統領府の元職員が米国のスパイとして2017年まで活動していたと米メディアが報道し、プーチン露政権が釈明に追われている。報道が事実ならば、旧ソ連時代、国家保安委員会(KGB)のスパイだったプーチン露大統領の足元で米国によるスパイ活動を許していたことになる。 米CNNによると、元職員は「10年以上にわたり」、スパイとしてロシアの内部情報などを米情報機関に伝えていた。16年の米大統領選へのロシアの介入が取りざたされる中、スパイ活動がロシア側に露見する危険が高まり、米情報機関が17年に元職員を亡命させた。 露有力紙コメルサントによると、元職員はオレク・スモレンコフ氏とみられ、17年6月に妻と子ども3人とともに、休暇先のモンテネグロで失踪した。その後、米バージニア州に自宅を構え生活しているという。 1969年生まれのスモレンコフ氏は、2000年代半ばに在米ロシア大使館で
Apple Cardはこういった包装で届く。カードの素材はチタン系の金属。デニムなどの色移りがしやすいなどのウィークポイントはアメリカのメディアで話題になっている。 提供:五島正浩氏 8月20日にアメリカでの一般提供が開始された「Apple Card」。カードを入手したという人々の利用報告が次々とネットに上がり始めている。 それに先立つ8月上旬ごろから先行してApple Cardを入手したという一部ユーザーからの報告が行われており、「自分も早くほしい」という利用者の欲求を刺激するのに一役買っていたのは間違いない。 今回はそんな先行入手ユーザーの2人である、シリコンバレー(ベイエリア)在住の起業 家・吉川欣也氏とネットワークエンジニアの五島正浩氏の2人に、先行ユーザーならではの1カ月弱使った感想を聞いた。 ── Apple Cardをかなり早い段階で入手されました。どのような経緯で手元に?
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