ドイツが「EUの病人」と呼ばれる日…「一人勝ち」から衰退一途、気がつけばEUで経済成長していない唯一の国に 政府専用機も飛ばせない? 1990年の東西ドイツ統一の後、何年にもわたって不況が続き、「欧州の病人」と呼ばれていたドイツだったが、現在、病状再発の様相が色濃い。国のあらゆるところで多くのことが機能していないという実態がどんどん露呈しており、ついこの間まで「一人勝ち」と自信満々だったドイツ人は、急に元気をなくしている。 普段なら、夏の間は気分が高揚して、あまり悪いことを考えないドイツ人だが、よりによって今年に限り、7月半ばから全国的に冷夏だった。待ちに待った夏休みが始まった途端に、雨、風、そして、季節外れの寒さが到来したのだから完全に調子が狂い、気分まで冷え込んだ。 しかも、盛り上がるはずだった女子サッカーのW杯はまさかの予選落ち。さらに、ドイツ人がショックを受けたのが、ベアボック外相