SF少女マンガ全史 ――昭和黄金期を中心に (筑摩選書 0276) 著者:長山 靖生 出版社:筑摩書房 ジャンル:コミック・ラノベ・BL 「SF少女マンガ全史」 [著]長山靖生 「SF少女マンガ全史」というタイトルにいい意味で裏切られた。宇宙探検や未来の科学を主要素とした作品群の紹介を想像していたら、それだけにとどまらない。少女マンガの歴史全体を辿(たど)りつつ、それがSF文化といかに密接に関わっていたのかが示されている。 水野英子から高野文子に至るまで膨大な作品が言及されるが、とくに萩尾望都など、著者がSF少女マンガの黄金期とみなす1970年代半ばから80年代半ばに活躍した作家の記述は多い。日本SF大賞の選考委員でもあった著者によると、筋道立った空想的設定を用いて世界の見え方を転換させる作品はSFたりうる。ゆえに通常はファンタジー作品と呼ばれる作品にも本書は目配りしている。少女マンガでは
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く