コミックマーケット、通称「コミケ」は、二次創作物やパロディ作品を中心とする同人誌即売会として知られているが、一方でオリジナル作品に限定し、二次創作物を禁止した同人誌即売会も開催されている。それが「COMITIA(コミティア)」だ。 5月5日にも東京ビックサイトで「コミティア112」が開催され、多くの来場者を集めたが、コミケとコミティアの魅力は何が違うのだろうか。同イベントに来場者として参加した男性・Aさん(27歳・IT系)は、こう話す。 「コミティアのサークル参加数はコミケの約10分の1。それはパロディや二次創作物以上に、オリジナルの創作物を作ることが難しいことをよく表しています。その分、各作家さんの熱意や本気度を感じる作品が多いことも魅力。逆に、“売れ線”を気にせず、本当に描きたいことを描いているという自由さも、コミティアでしか味わえないものです」(Aさん) また年に2回のコミケに対して