次なる世界初を目指す「イカロス」、ガンマ線バーストの観測に成功 【2010年7月15日 JAXA】 小型ソーラー電力セイル実証機「イカロス」が、ガンマ線バーストの観測に成功した。「イカロス」は今後も観測を続け、次は世界初となる「ガンマ線の偏光観測」を目指す。そのデータによってガンマ線バーストの放射メカニズムなどが解明されれば、星の死とブラックホールの誕生の謎に迫ることができるかもしれない。 ガンマ線バーストの発生イメージ図。激しい爆発により両側に伸びる高速のジェットが発生し、ガンマ線の向きに偏りを生じると考えられている。クリックで拡大(CG提供:金沢大学) 「GAP」の外観(左側は電源)。クリックで拡大(提供:ガンマ線バースト観測機器チーム) 左下:「イカロス」に搭載された「GAP」(提供:ガンマ線バースト観測機器チーム)、右上:「イカロス」全体での搭載位置。見えている面の裏側に取り付けら