色の見え方は人それぞれ。中には、色の見え方が他とは違う“色覚異常”を持っている人も。しかしこの言葉に含まれる“異常”という語句が引っかかるようで、最近では用語の改定が検討されています。 「日本遺伝学会」が導入した新しい概念とは? 今年9月に「日本遺伝学会」が様々な用語の改訂を提案しました。例えば「優性、劣性」という遺伝学用語は、「顕性、潜性」に。「優・劣」という語句を、より中立性の高い言葉に直しています。 そんな今回の用語改定のなかには、過去にもネーミングが議論された「色覚異常」も。「color blindness」という英語を翻訳したため、以前は“色盲”という言葉が当てられていたのですが、最近では様々なメディアで「色覚異常」と統一されています。 しかし日本遺伝学会曰く「一般集団中にごくありふれていて(日本人男性の5%、西欧では9%の地域も)日常生活にとくに不便さがない遺伝形質に対して、『