21日午前9時10分頃、長野県上田市下之郷の県道で、走行中のライトバンが、道路左側の上田市立東塩田保育園に突っ込み、砂場で遊んでいた園児6人を次々とはねた後、保育園の建物に衝突して止まった。 この事故で、3歳と5歳の男児2人が重傷、3~6歳の4人が軽傷を負った。いずれも意識はあるという。 上田署はライトバンを運転していた同県松本市旭、会社員滝沢大容疑者(24)を自動車運転過失傷害容疑で現行犯逮捕した。 発表によると、県道は片側1車線で保育園の手前は下りの緩い右カーブ。ライトバンは蛇行しながら進み、ガードレールやフェンスを押し倒して同保育園の敷地内に突っ込み、園舎に衝突した。滝沢容疑者は販売の仕事中で、「スピードを出し過ぎた」と供述している。 当時、砂場には園児ら約10人が遊んでおり、6人は突っ込んできたライトバンにはねられたり、下敷きになったりしたという。