巨人の宮崎春季キャンプは今年が60回目。キャンプインの2月1日の参拝先、青島神社で50年以上も定点観測してきた生き字引は、伝統球団の変わりようを嘆いている。 参拝に訪れる高橋由伸監督(42)や選手の姿を一目見ようと、冷たい潮風がすさぶ気温3度の参道で早朝から待っていた熱心なG党たちは、予想だにしない展開に呆然とした。 例年なら監督や選手は約600メートルの参道をファンの激励を受けつつ歩いて本殿に入る。ところが今年は高橋監督、川相2軍監督と球団幹部が乗る2台の車がファンの眼前を走り抜け、鳥居をくぐり社務所まで乗り付けた。一般車両は通行禁止だが、荒天を受けてのVIP待遇。選手一同は参拝しなかった。 まさかの肩すかしに、大部分のファンが肩を落とし引き上げた。それでも一部は境内で出待ちしたが、参拝を終えた一行は再び車に乗り込み、風のように去っていった。
![巨人、ファン呆然の「あり得ない」参拝 高橋監督ら車乗り付けVIP待遇、出待ち置き去り風のように去る(1/2ページ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b8e36f2d788c577b4fb4640f3e20d2fb58ac7314/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FQs7TXib-DMm9UYjDCPtnw8uFN6w%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FOFXRX7KUX5OTDDNUFHICJF3G2Y.jpg)