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ブックマーク / mubou.seesaa.net (10)

  • 不倒城: ひとり語りは面白いのかどうか、について。

    自分が書いた文章というものは面白い。 「むだづかいにっき♂」さんを読んで、こんなことを考えた。 当たり前のことであるのだが、それがどんなジャンルであれ、自分が書き残した文章を読み返すという行為は基的に楽しい。私の様なしょうもない雑文書き散らし人間でもそれは変わらない。その理由はいくつか考えられるが、やはり一番大きいのは、文章のバックボーンが非常にリアルに感じられるから、という点であろう。故に例えば、上記で越後屋さんが挙げられた「私の好きなべ物」というのも、人にしてみれば基的に面白い筈なのである。 文章というものは無から生じる。日記だろうが創作だろうが論評だろうが、始めにこねくり回されるのは飽くまで自分の頭の中、脳内の回路だか左脳だか右脳だか前頭葉だかという部分においての話であり、それは「書く」というプロセスを間に挟んで初めてテキストとして書き残される。故に、その文章を書いた「履歴」

  • ブログ観測者問題・スルー論: 不倒城

    命題その1:Web上での煽りに対し、「スルーしろ」「スルーします」と発言する人はその煽りをスルー出来ていない。 命題その2:煽りに反応する人がいなかった場合、それを指摘された煽りはスルーされていない。つまり、「全力スルーワロス」といったコメントがついた時点でその煽りはスルーされていない。 命題その3:命題その1及び命題その2から、Web上での煽りコメントは、そのコメントが残り続ける限り「スルーされた」と確定しない。 結論その1:ある煽りがスルーされたかどうかをWeb上で観測することは出来ない。 命題その4:ブロガーがスルーした煽りコメントには、多くの場合何故か他のコメンテータが反応をしてくれる。 命題その5:ブロガーがスルーしなかった煽りコメントには、多くの場合何故か他のコメンテータが「スルーした方がいいですよ」と助言してくれる。 結論その2:ブロガーがスルーしようがしまいが、煽りコメント

  • メジャー度の違いによる名前の吸収現象について。: 不倒城

    ところで、うちのブログは「不倒城」と言う。ふとうじょう、と読む。 それなりに愛着のある名前ではあるのだが、間違えられたからといって血相を変えて正式名称を主張する程でもない。名前を間違えるのは失礼だ、というのが世間一般の認識であるとすれば、私は少々世間一般の認識からずれたところにいる様だ。 ということで別に不快に思っている訳では全くないのだが、最近時折私のブログを紹介して頂くことがあるにつけ(ありがたいことである)、「不夜城さん」と紹介を受けることがたまにある。 ピンと来た。これはアレだ、「メジャーな名前に吸収される現象」だ、と。 分からないことは取り敢えずぐぐってみるのが私のいい所である。 http://www.asmik-ace.com/SleeplessTown/ やっぱり。 私はこのドラマを見たことがない。ついでに言うと、実のところ名前を聞いたことすらない。だか、新崎は些か世間一般の

  • 不倒城 : 「文章力」の落とし穴

    すいません長文です。 まなめさんの「304 Not Modified」様で、ちょっと考える話を見つけた。 ブログは文章力を上げるとは限らない そして、そのような文章を毎日書いていたおかげで、日語だけで表現しきれなくなったのです。今はメールやブログなど、毎日何かしら書いている人が多いのではないだろうか。しかし、文章力は上がっているとは思えません。むしろ、下がっているのではないかと思っているくらいです。そして、その原因はおそらくネット上で使われる顔文字や2ch語の影響が大きいと思うのです。ブログで毎日文章を書く人は、正しい日語を使うべきだと思います。 なんだか盛りだくさん。考えたい材料が多過ぎて一度には消化し切れない。必然的にまとまらないエントリーになりそうな予感がする。激しくする。 実は私、最初この記事を読んだ時に妙な違和感を持ったのだ。何でかはすぐ分かった。私がもっている「文章力」とい

  • 不倒城: mixiと2ちゃんの比較論

    一年前くらいに皆がやっていた議論だったりしたらどうしようかとも思うのだが、まあ世の中既出を恐れていては知は進まない様なそうでもない様な。まあ思いついてしまったので思いついたままに書く。半分雑記なので箇条書きで。 2つの巨大コミュニティーサイトの相似と相違について。双方に対して勉強不足の面があるので、間違いがあったらご指摘願いたい。 ・ネットのトラブルには二つの尺度がある。 まずは一般論から。 ネット上で口論だの喧嘩だの荒らしだのが起こる原因は様々だが、起こる過程にはざっくりと言って二つのレベルがある様だ。つまり「存在」と「認識」である。 「存在」というのは喧嘩の種の側を言う。つまりは、トラブルの元になる様な発言とか議論とか、あまり穏やかではないテキストがネット上に転がっている状態のことである。 一方、「認識」というのは喧嘩の受け手の側を言う。上記の「存在」自体はネットを見渡せばどこにでもあ

  • ブログの価値とか独自性とかについての若干の違和感。: 不倒城

    あんまりまとまっていなかったりするのだが。 幸いにしてそれ程頻繁なことではないが、ブログに書きたいことを思いついた時、私はたまーにつくづく思いあぐねるのである。「もう誰か書いてんじゃねえかなあ、コレ」と。実は今も思いあぐねながら書いている。これ、結構誰にでもあることなんじゃないだろうか。 この心理をちょっと分析してみて、単純な様で意外に単純でもないかも知れない、ということに思い当たった。自分の中で「オリジナリティ」というものに関する格付けが結構微妙なものであることに気付いたからである。 以下、自分が文章を書く時の傾向について、ちょっと考察してみる。 ・ネット上の文章の評価尺度について。 まず前提から。 私に関する限り、エントリーの内容を自己診断する際には、判断基準は二つあると思っている。つまり、「読み物としての価値」と「情報としての価値」の二種類である。 なんだかややこしげな言葉を使ってい

  • ブログでの祭りとか炎上とかについて。: 不倒城

    ふーむ。どれだけ客観的に読めるか、正直あまり自信はないが。 「R30」様より。元ネタと併読してみて、「炎上」というキーワードに反応してみる。このアレンジに関してはそれはそれで楽しく読ませて頂くとして、だ。 祭りの場を面白くするネット左巻きの剽軽 何故ネットでエラい勢いの論争が起きたり色んなブログが自爆したりしているか、について。半分は自戒。 右とか左という言葉が絡むから話がややこしくなるのだが、これは敢えて個人レベルの話に矮小化してしまってもいいんではないかと思う。というか、そもそも元ネタの方に関しても、わざわざ右とか左とかいう言葉を持ち出す意味がわからない。 自分がどんな思想をもつか、というのは別に大した問題ではない。それこそ思想の自由という奴で、どんな思想でも勝手にもてばいいんじゃん、というのが至極正しい。極左だろうが極右だろうが親米だろうが親中だろうが、思うだけなら誰も文句は言わない

  • アクセスアップに対する皮膚感: 不倒城

    「むだづかい日記」様より。 アクセスアップを否定する! 案外難しい問題なのではないかと思う。 いや、アレだ、えっけんさんはこのエントリーで無差別TB・CEO対策などの「間欠泉的アクセスアップ手法」を評して >自分自身のアクセスアップのために行った行為によって、自分のブログの評価を下げてしまうのって、末転倒ですよね。 とおっしゃっており、これに関しては全面的に首肯するところなのだが。 もう少し話を進めて、「アクセス数を意識する」ということ自体に関して、自己分析を兼ねて考えてみたいと思う。ちょっとまだ考えがまとまっていない部分もあるので、読みにくい構成になってしまったら申し訳ない。気をつけます。 当たり前のことから始めよう。まず始めに、アクセス数は目的ではなく指針である。 えっけんさんもおっしゃっていることだが、単にアクセス数を上げようというだけなら、手段や方策は山ほどある。ただ、それらの方

  • ブロガーがブログをやめる日: 不倒城

    なんだか最近、「ブログの目的」について考えさせられることが多い。 ことの発端は、「むだづかい日記」様のこちらのエントリーである。 更新は義務じゃないんですよ 書くことがないのに「カレンダーに穴をあけたくないから」という理由で更新されるブログって、正直言ってつまらないんですよ。 全くおっしゃる通り。日記であればともかく、義務感で書かれたブログに面白いものはあまりない。やはり人間、「書きたい」と思った時に書いたもの程面白いものだ。というよりは、自分にとって面白いことが思いつけば書きたくなる。 この辺りは自戒も混じるのだが、自分が書いたものを読んでみても分かる。やはり「これを書きたい」と思って書いたものの中にはそれなりに読めるものもあり、そうでないものははっきりいってつまらない。えっけんさんのエントリーで引用されているLSTYさんのエントリーでも、この辺りに関して大変に納得出来る内容を書かれてお

  • 不倒城: 「正論」の暴力性について。善悪

    なんだかすっきりしない。なんでだろうな。 話の始めはここである。 許可してください 無断リンクにまつわる色々話の一翼の様だが、実は無断リンクの話自体はあんまり興味がない。LSTYさんの一言でそれこそFAであろう。 すっきりしなかったのは、冒頭のリンクの内容とそれにまつわる様々な反応。発祥の地は2ちゃんらしいが、まあ2ちゃんかどうかもこの際はあんまり関係がない。 先に、リンク内容の要約を含めた前提から行こう。 ・とある実験精神旺盛な人が、「無断リンク禁止」「リンクしたいなら許諾を受けろ」と表示がある、学校のHPにメールを出してみた。 ・その結果帰ってきた反応が、およそネット事情が分かっているとは思えぬ頓珍漢なものであった。 ・何言ってんだこいつら、バッカでー。 って感じか。 リンク先を読んで頂けば分かるが、明白に理屈に合わない点はこれくらいだろう。 ・無断リンクを著作権法違反と勘違いしている

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