スーパーホテルは、従来のホテルとは資源配分のあり方を変えることで、競争力を高めた。異業種の企業であっても、ヒト・モノなどの「経営資源の持ち方」に注目することで、自社の成長につながる、新しいビジネスモデルのヒントが見えてくる。 スーパーホテルは、「チェックインは夜で、出発後に振り返る人はいない」という理由から、建物の2階以上の外装はシンプルにしている Photo by Yasu(talk) Case Study スーパーホテルは、「ビジネスホテル滞在中は、ほとんどの時間は寝ている」ということから、安眠にはかなりの投資を行う反面、不必要なサービスは徹底的に削ぎ落とした。ベッドはゆったりした幅広サイズ、ドアを重厚にして室内は図書館並の静寂さを確保。寝心地に直接関係する枕は、客が自由に選べるようにした。さらにフロントから自室に向かうに連れて、照明の照度を落とし、眠りに誘導する。
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