月9、新たな“ブランド価値”の創造へ? ターゲットをティーン層へと本格移行 『東京ラブストーリー』(1991年)『ロングバケーション』(1996年)など、社会人を主人公とした恋愛ドラマを、F1層(20~34歳までの女性)に向けて送り続けてきたフジテレビ“月9ドラマ”。一時期は「ドラマと言えば月9」と言われるほどのブランド化に成功したが、その後の時代変遷とともに試行錯誤を経て、今年に入ってから新たな方向性を打ち出している。有村架純、高良健吾出演の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』や、桐谷美玲、山崎賢人出演の『好きな人がいること』。そして今期は山田涼介主演の『カインとアベル』。キャスティングや作品内容から、ターゲットをより若年層に移しはじめたようにうかがえるのだ。新たな“ブランド価値”創生へ向けて動き始めた同枠の進化の過程を振り返りながら、この流れを検証する。(オリコン) [続きを