ニコニコ動画(ニコ動)ユーザーでSF作家の野尻抱介さんが自身のWebサイトで、「ニコ動を無料で見るのは十代まで。大人はとっととプレミアム会員になろう」と呼び掛けている。ニコ動運営サイドとは無関係な「個人アピール」で、アピール用のバナーも配布している。 ニコ動は、プレミアム会員(12月3日現在22万7000人)からの会費(月額525円)と広告料などから収入を得ているが、赤字運営が続いている。ドワンゴの小林宏社長は12月4日の「ニコニコ大会議2008冬」で「9月時点では月間収入が2億円ぐらい、支出が3億1500万円ぐらい。黒字化にははまだ月間あと1億円足りない」と話していた(ニコ動(ββ)は「ネットの進化の逆を行く」 黒字化には「あと月間1億円」)。 野尻さんは「ニコ動がプレミアム会員の収入で自活できれば、わずらわしい広告もなくなる。スポンサー企業ではなくユーザーの意見が反映されるようになる。