シマンテックは2月4日、同社が実施した企業のクラウド利用に関する調査結果を発表した。日本の中小企業におけるクラウド普及の遅れが顕著に見られた。 同調査は、2012年9月から10月にかけてグローバルで実施、29カ国3236企業・組織から回答があった。このうち日本企業は301社で、中小規模企業(250人未満)が152社だった。調査によると、パブリック、プライベート、ハイブリッドなどを含むクラウドの利用について、「少なくとも検討を行っている」と答えた企業の割合は全体で90%以上に達した一方で、日本の回答企業全体では64%だった。中小規模企業では、グローバルの82%に対し、日本は46%だった。 クラウドでの情報保存状況に関して、「ビジネス情報をクラウドに保存している」と答えたのは、グローバルの中小規模企業では47%、日本の中小規模企業では24%だった。ITスタッフのクラウドへの準備状況に関して、「