長者湯 京都の街を歩くと、昔ながらの銭湯をあちこちで見つけることができます。地元の人の憩いの場として愛され続ける銭湯ですが、最近は若い人たちの注目度も上がっており、観光の一つとして楽しむ旅行者も増えています。 そこで今回は、京都の銭湯の歴史や、その特徴、楽しみ方のポイントなどを『京都極楽銭湯読本』などの著書をもつフリーライター・林宏樹さんにお聞きしました。 1. 京都の銭湯事情とその歴史について 2. 銭湯文化の東西比較! 京都ならではの特徴とは 3. 観光客が銭湯を利用するための気になるあれこれ 4. 林さんが感じる銭湯の魅力とおすすめポイント 1. 京都の銭湯事情とその歴史について 長者湯 ――ここ数年、昔ながらの銭湯の人気が高まっています。京都の町でも昔ながらの銭湯をあちこちで見かけますが、どのぐらいの数があるのでしょうか? 林さん:現在、京都市内には100軒ぐらいの銭湯があります。