読書の手ざわり 強い物語。 物語には続きがあります。 面白い物語にふれ、圧倒的な物語に身を委ね、ただ無心に活字を追った一冊には、あなたの想いがきっと宿っているはずです。 その一冊に触れている時の風景、心の動き、そして物としての手ざわり。物語を紡いだ著者の想いに、あなたの想いが重なったとき、「本」はかけがえのない宝物になり、「物語」が受け継がれていくのです―― 今年も「ハヤカワ文庫の100冊」フェアでは、そんな物語の力を信じ、読書を愛するあなたのために「強い物語。」たちを集めました。 三年目を迎えた今年も、大きな活字で読みやすいトールサイズ化作品から、注目の新刊まで、また一歩、前にすすんだハヤカワ文庫をおとどけします。 ・・・・・・・・ フェア参加作品 『ロング・グッドバイ』レイモンド・チャンドラー 『‥…絶句』新井素子 『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス 『シーラ