道や札幌市の職員に対する過度な叱責(しっせき)が問題視された自民党の長谷川岳参院議員(道選挙区)に対し、道が、国の2024年度予算成立時、部長職から速やかにお礼の連絡をするよう各部に組織的に依頼していたことが4日、分かった。北海道新聞が入手した庁内メールの存在を送信元の担当課が認めた。道関係者によると、他の国会議員には同様の対応はしていないといい、長谷川氏への特別対応が浮かび上がった形だ。...
【釧路町】釧路管内標茶、厚岸両町で60頭以上の牛を襲った雄のヒグマ「オソ18」を駆除したハンターへの抗議が相次いでいる。ハンターが勤務する同管内釧路町には二十数件の電話やメールがあり、大半は「クマがかわいそう」といった道外からの批判だ。ハンター本人にも同様の電話が相次ぎ、批判を恐れて取材に応じることもできない状態という。猟友会関係者は「ハンターが萎縮し、駆除の担い手がいなくなってしまう」と危惧する。 オソは7月30日、釧路町職員でハンターの40代男性が駆除した。ハンターの男性から当時の状況について報告を受けた後藤支部長によると、男性は同日朝、町内の牧草地で、地面に伏せたクマ1頭を発見。車で約80メートルの距離まで近づいても立ち去らないため、人を恐れない「問題個体」と判断し、運転席から撃った後、約20メートルの距離まで近づき、さらに2発続けて撃った。
札幌ドームを大型の暗幕で仕切る「新モード」。客席の規模をほぼ半分にすることで幅広いアーティストを誘致する=3月 札幌ドーム(札幌市豊平区)が、プロ野球北海道日本ハムの北広島市への本拠地移転による減収対策の柱として、総事業費約10億円を掛けて2万人以下の中規模コンサート用に今春導入した「新モード」の利用が1件も決まっていないことが分かった。本年度は新モードで6件の開催を目指すが難航。ネーミングライツ(施設命名権)売却のめども立たず、赤字額は当初想定の2億9400万円から膨らむ可能性がある。 「客席を半分にすると、アーティストは『自分たちはドームを埋められないんだ』と気落ちする。だから新モードは勧められない、という話をイベント関係者から聞いた」。ドーム内を暗幕で仕切り、コンサート規模を半分以下にする新モードの現状について、札幌市幹部はこう明かす。
働き方改革の取り組みを視察するため「味の素」本社を訪れた安倍首相=29日午前、東京都中央区(代表撮影) 安倍晋三首相は29日、東京都中央区の食品メーカー大手「味の素」本社を訪れ、働き方改革の取り組みを視察した。時間外労働(残業)への罰則付きの上限規制などが4月1日に施行されるのを控え、自ら先進的な企業を訪れ、他企業にも実践を促すのが狙い。視察後、首相は「改革にはいろんな懸念が出されたが、杞憂だったと証明していただいた」と語った。 味の素では、2017年4月から1日の所定労働時間を20分短縮する一方、月給について1万円のベースアップを実施。午後7時には社内を強制消灯して社員を退社させているという。
北海道・札幌発のキャラ、アニメに 来月からUHBで放送 (06/24 02:35) 制作発表で、フランチェスカのイラストを囲んで撮影に応じる(右から)牧野由依さん、工藤沙貴さん、井沢佳の実さん 北海道文化放送(UHB)は23日、7月6日深夜から放送を始める北海道が舞台のアニメ番組「フランチェスカ」の制作発表を行った。札幌の企業が作った少女の姿をしたキャラクター、フランチェスカが主人公で、アニメでの声を演じる人気声優の牧野由依さん(28)=三重県出身=らが「北海道のおいしい食べ物がたくさん登場する作品。たくさんの人に楽しんでほしい」と番組をPRした。 フランチェスカは一昨年、札幌のIT会社「ハートビット」が北海道発のキャラクターとして制作。「元気いっぱい食いしん坊なゾンビの女の子」との設定で、ロリータファッションに身を包む。これまでに道内の食品会社と提携して菓子や米のパッケージに使われたほか
夫の執念、捜査後押し 北海道・白老女性溺死、土佐犬飼い主逮捕 (04/24 07:00、04/24 07:55 更新) 【白老】「妻は健康だったし、自分から海に入ったなんて考えられない」―。胆振管内白老町竹浦の海岸で、近くに住む主婦橋場トミ子さんが放し飼いにされた土佐犬2匹に襲われ亡くなった事件では、目撃証言が乏しかった。土佐犬の飼い主逮捕へと苫小牧署の捜査を後押ししたのは、トミ子さんの夫和義さん(65)の「真実を知りたい」という執念だった。 事件があった2月26日午前10時すぎ、現場となった海岸に出掛けた和義さんは、散歩を始めたトミ子さんと別れ、1人で庭に敷くための小石を拾っていた。作業が終わり、携帯電話で連絡を取ろうとしたが不通続き。自宅で途方に暮れていた午後6時ごろ、同署から「身元不明遺体の携帯電話にあなたからの着信がありました」と電話があった。 遺体には動物にかまれた傷痕が複数あっ
北海道大生ら「ブラックバイト」撲滅へ労組 30日に結成 (01/23 16:00、01/23 17:08 更新) 北大構内で受験生らに「札幌学生ユニオン」結成のビラを配るメンバー 労働法規を無視した過酷な働き方を強いる「ブラック企業」とともに、アルバイトでも悪質な雇い主による「ブラックバイト」が問題化する中、北大生らが準備を進めていた学生・若者向けの労働組合「札幌学生ユニオン」が30日、発足する。学生による茶話会などを手始めに、個別事案の解決だけでなく学生のバイト環境全体の改善を目指す。 呼び掛け人の北大文学部4年、下郷(しもごう)沙季さん(23)は昨年9月、バイト先の札幌市内の飲食店で、6時間を超える長時間勤務の際、45分間の休憩を取れるよう店長に相談したところ「ほかの皆はいらないと言っている。来月から来なくていい」などと契約を打ち切られそうになった。 学内でも「塾講師のバイトで授業時間
乱脈支出で住民にツケ 旭川NPO不明朗会計 議会に怒りの解散請求 (04/04 10:34、04/04 12:50 更新) 大雪が使った大型ゴムボートの前に立つ上野さん。事務所があった体育館前のグラウンドに今も置かれたままになっている 岩手県山田町で東日本大震災の被災者の雇用創出事業を受託したNPO法人「大雪(だいせつ)りばぁねっと。」(旭川市)の不明朗会計問題が、復興途上の町を大きく揺るがせている。調査で法人のずさんな運営が次々と判明。看過してきた行政の姿勢も甘く、町の第三者委員会も2日公表した報告書で、当時の町幹部の「責任は重い」と厳しく断じた。 問題は昨年12月に発覚した。大雪が使い切った事業費約7億9千万円のうち約5億円を、県が先月から今月にかけて「不適切支出」と判断し、町と町議会は町予算での穴埋めを決定。突然背負わされた重い負担に一部町民が反発し、町議会の解散請求に向け署名運動に
肉質柔らか、脂身に甘み 恵庭発「百合豚」が好評 農家2軒、ブランド化に力 (04/02 16:00) 恵庭産のブランド豚を使った「NOMIKUI百合屋」のしゃぶしゃぶ 【恵庭】市内の2軒の養豚農家が、道産小麦を飼料として与え、飼育方法にこだわった「ブランド豚」の生産に力を入れている。飼料価格の高騰や環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加決定などで逆風が強まる中、付加価値を高める飼育に活路を求めた。肉質の柔らかさと甘みのある脂身が好評を得て、地元飲食店も「百合豚(ひゃくあいとん)」と名付けて提供。恵庭産豚肉が地元でじわじわと浸透してきている。 生産しているのは、市内上山口の野村彰さん(45)と小林義光さん(57)。輸入飼料の高騰や豚肉価格の低迷に加え、TPPへの懸念もあり、3年前から協力してブランド化に取り組んでいる。 飼料には、自家製粉した道産小麦や米粉などを配合した共通の飼料を使用。一般
逮捕の運転手、無許可営業の疑い 陸援隊名義借り「白バス」 (05/04 19:48、05/04 21:22 更新) 関越自動車道の防音壁に衝突し、クレーン車で移動される高速バス=4月29日、群馬県藤岡市で共同通信社ヘリから 群馬県藤岡市の関越自動車道で7人が死亡したツアーバス事故で、自動車運転過失致死傷の疑いで逮捕・送検された運転手河野化山容疑者(43)が、バス会社「陸援隊」(千葉県印西市)の名義を借りて、日常的に中国人観光客向けツアーを自分で手配し、自分のバスを走らせていたことが、同社の代理人弁護士の証言で4日分かった。 道路運送法に違反する「無許可営業」(白バス)に当たる疑いがあり、国土交通省関東運輸局が運行実態をさらに調べている。事故当日は自分のバスが故障し修理中だったため、陸援隊の代替バスを運転していたことも判明した。 < 前の記事 | 次の記事 >
縁故採用宣言で岩波書店調査へ 厚労省 (02/03 12:05) 老舗出版社の岩波書店(東京)が2013年度定期採用で、事実上縁故採用に限ると「宣言」していることをめぐり、小宮山洋子厚生労働相は3日、閣議後の記者会見で「早急に事実関係を把握したい」と述べ、調査に乗り出す考えを明らかにした。 東京労働局が近く同社から詳しい事情を聴き、今後の対応を検討するという。 岩波書店はホームページで13年度の社員募集要項として「岩波書店(から出版した)著者の紹介状あるいは社員の紹介があること」を条件に掲げている。 同社の就職人気は高く、例年、数人の採用に対し千人以上が応募する。 < 前の記事 | 次の記事 >
【帯広】私立帯広北高校(平秀明校長)のチアリーディング部で、監督を務める男性教頭が女子部員に不適切行為をしているとして2年生部員10人全員が退部届を提出したことが分かった。道学事課は同校に対し、保護者らに適切に対応するよう求めている。 道によると、昨年12月27日から1月12日にかけて帯広北高の「保護者」「部関係者」などを名乗る複数の人物から、同部監督について「部員の太ももや腰を触るなどセクハラ(性的嫌がらせ)行為を行った」「部員に『言うことを聞けないならメンバーから外す』と発言した」などの情報が寄せられた。道は昨年末と1月12日に同校に「適切な対応」を要請。学校側からは「多感な時期の子供に誤解を招く行為をした」と説明があったという。 これに対し、同校を運営する学校法人帯広渡辺学園の松浦護理事長は17日、「(セクハラ情報は)事実ではなく、不適切な行為はなかった。部活動の正常化に向け努力して
漫画と都条例 「過激」に乗じて規制か(12月15日) 東京都が、過激な性描写のある漫画などを子供に売れないように青少年健全育成条例を改定する。15日の都議会本会議で可決、成立する流れだ。 行政が青少年育成の環境を整えるのは当然だが、出版物の販売禁止にまで踏み込むのは乱暴すぎないか。しかもその基準は曖昧だ。 作家や書店の萎縮が心配だ。さらに、拡大解釈で表現や出版の自由が侵されないか大きな懸念がある。 作家の多くが集中している東京都で独自の規制を行えば、一自治体にとどまらない影響が及ぶだろう。 現行条例でも対応はできる。改定は見送るべきだ。都議会の最終結論をしっかり見届けたい。もし成立するなら、拡大運用がなされないよう、不断に監視する必要がある。 条例案では、漫画やアニメに登場する人物の架空の行為を法などで判断し、販売の自主規制を求め、悪質なものは販売を禁止できる。 規制されるのは、残虐性を助
【ウェブ特報】札幌連続女性暴行「容疑者の実家」ネットデマ 電話攻撃の全容(1)「違うって証拠あるのか」 (09/13 06:46、09/13 06:57 更新) 外山不動産が事件と無関係であることを知らせるため配布したチラシ 8月に札幌で発生した連続女性暴行事件(後に一人は死亡)で逮捕された男と同姓の江別の不動産業者が、インターネット上で「容疑者の実家」と事実無根のデマを流布された問題は、この業者が10万枚の打ち消しチラシを配布、業界団体も文書を出すなど、地域ではうわさも収まりつつある。また、ネット上でも新たな書き込みはなく終息してきた。 【ウェブ特報】札幌連続女性暴行「容疑者の実家」とネットデマ 被害の不動産業者、全力で打ち消し 被害にあった外山不動産の外山美喜雄社長(60)は 「地域や業界の人たちの協力に感謝します」と、少しほっとした様子だ。事件発生直後には「抗議電話」が立て続けに鳴り
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く