札幌在住のギャグ漫画家・根本尚(ねもと・しょう)。「週刊少年チャンピオン(以下、「チャンピオン」)」(秋田書店)誌上で連載していた『現代怪奇絵巻』が最終回を迎えた際には、曽田正人氏が公式サイトの日記(現在は移転しており閲覧不可)で終了を惜しんだ、知る人ぞ知る職人気質のショートギャグ作家である。現在は「ミステリーボニータ(以下、「ボニータ」)」(秋田書店)誌上で、『恐怖博士の研究室』と『衆議院議員日本一』を連載している。 そんな根本氏は、ブログ「札幌の六畳一間」での文体などを見ている限り、クールで気難しい方であるように思われているのかもしれないが、しかしさにあらず、氏は心優しいツンデレ青年なのである。日々の生活費を極限まで切り詰めている様子をブログに綴りながら、飛行機で上京しなければならない創作同人誌即売会「コミティア」に毎回参加し、たとえ表紙がカラーで100P超えの作品であっても全ての同人