放射性物質のチリが飛び交う東京を離れ、西日本へ飛んだG.W.。 山また山、谷が連続する阿蘇くじゅう国立公園の只中、九電が運用する八丁原・大岳発電所へ向かった。 発電所前の駐車場に降り立つと、地下深くから引き上げられた、もくもくと立ちのぼる大量の蒸気が眼前に。 そりゃもう後から後から盛大に。 晴れ渡った新緑の5月にぴったりの光景を前に、とりあえず清涼な空気の深呼吸を……って「硫黄くさっ!」。 あちこちから蒸気。 そして、硫黄くさい。 駐車場に隣接する観光客用の展示館。 しつこいようだけれど、ここもあそこもどこも硫黄くさい。 レーダーをみあげながら、発電所の中へ。 説明の看板によれば、5万5,000キロワットの出力を持つ1号機は1977年の完成。 すでに34年、稼動をつづけている。 同出力の2号機が1990年に追加され、1号機と合わせて、地熱発電所では日本最大、11万キロワットを供給する。 1
Togetter - 「あきそらは、近親相姦をモチーフとしていたがゆえに重版禁止のお達しを受ける」 http://togetter.com/li/126497 近親相姦シーンが多目だったという1巻と3巻は、改正都条例が施行される7月以降、重版をかけないことを版元の秋田書店が決めた、とのこと。 おそらくは、「以下、ソースは文化通信。出版倫理懇話会で東京都青少年・治安対策本部の櫻井美香青少年課長は新条例による指定対象の可能性のあるコミックスを例示していたとのこと。(続く)」「都によると『恋人8号』、『彼氏シェアリング』(以上2点は強姦描写のため)、『碧の季節』(強姦と近親相姦描写)、『あきそら』(近親相姦)、『花日和』、『奥サマは小学生』(以上2点は反倫理的な性交場面)の7点は施行後重版すれば指定を検討。(続く)」という事態を受けての措置と思われる。 秋田書店は、出している雑誌や本に対して、「
改正案原文(入手・公開者は山口貴士弁護士) http://yama-ben.cocolog-nifty.com/20101122seishounenjourei.pdf ざっと読んだところ、旧「非実在青少年」関連は七条二号、八条二号の2つ。 趣旨はほぼ変わらず。 「不当に賛美」「誇張」の定義が不明。 ネット規制は推奨携帯電話とフィルタリング努力義務など。 児童ポルノは定義を児ポ法に準じるとの但し書きが入った。 今度の改正案は「不当に賛美」の対象に「婚姻を禁止されている近親者間における性交」が入った。この定義には、例えば、兄妹・姉弟の双方が成人の場合も該当する。 18歳未満の青少年を描いてなくとも反社会的というだけで排除の対象になりかねない。 だから、例えば、シギサワカヤの「九月病」はおそらく対象になりえる。 「不当に賛美」しているかどうかは見解が分かれるところなのだろうが、対象になりえると
松文館の「ガールズポップコレクション」が狙い撃ち。 http://d.hatena.ne.jp/bullet/20091111#p1 ちょうど半年前に書いた上のエントリでは、松文館が発行していた、「ガールズポップコレクション」というTL(ティーンズラブ)等を収録したアンソロジーが、東京都による「不健全図書」指定を集中して受けていることを紹介した。それと同時に、この集中指定の延長線上には、「規制問題に比較的関心が薄いTL・BL・同人市場が、規制強化に向けた“突破口”にされる可能性」があるのではないかと触れた。 それでは、その後、「ガールズポップコレクション」はどうなったのか。 結論から言うと、上のエントリをあげた直後に、廃刊となっている。 ○青少年課長 個別指定ですので、そういうことになります。それでご参考までに出版倫理協議会という自主規制団体に入っているところにつきましては、1年に5回なり
コンテンツ文化研究会 / Institute of Contents Culture: 「どうする表現規制、民主主義の使い方を考えよう」開催のお知らせ http://icc-japan.blogspot.com/2010/04/blog-post.html 場所:東京中央日本語学院(代々木駅下車2分)*1 資料代:500円 ゲスト:藤本由香里(明治大学国際日本学部准教授) :保坂のぶと 参加者の男女比は7:3から6:4といったところ。コンテンツ文化研究会が3/7に開いた緊急集会は、研究会の関係者らしい女性を除いて参加者のほぼ100%が男性だったことを考えると、この1ヵ月半で、BLやTLなどを愛好する女性の間に、条例改正案に対する危機意識が加速度的に共有されつつあることを、肌で感じた。 以下は、藤本氏と保坂氏の問題提起、会場からの質問などに、自分の解釈を交えた論点の整理。もちろん、これら以外
9月に、「規制に反対するヲタクは認知障害者」というぶっ飛び発言で一部オタク界隈を騒がせた東京都が、伝家の宝刀である有害図書指定がらみで不気味な伏線をはりつつある件について。 有害図書を決定する「東京都青少年健全育成審議会」が、松文館のTLアンソロジー「ガールズポップコレクション」を親の敵のように指定しまくっている。 最近2年間の指定状況を調べると、去年の7月に「ガールズポップコレクション・35 誰にも言えない(秘)調教H」を指定したのを皮切りに、今年に入ってからは、前半は隔月ペースでせっせと指定。 8月からは毎月ペースにペースアップし、10月と11月は、2冊ダブル指定のコンボを繰り出してる。 指定年月 出版物 Link(答申と書影) 07年12月 とまどい期のおわり 答申 書影 08年1月 - - 2月 - - 3月 - - 4月 - - 5月 - - 6月 - - 7月 ガールズポップコ
秋葉原エンタまつり2009 -AKIHABARA ENTAMATSURI 2009- 『コミック シンポジウム』 http://www.entama.com/comic_sym/ 昨日、秋葉原UDXで開かれた、「本年中にSCEが開始する予定のPSネットワーク上での、PSPコミック配信サービスの概要を中心に、各社のデジタルコミックへの取組や将来展望について紹介」(シンポ要旨より)するイベントへ行ってきた。 壇上に並んだパネリストは計6人。左から順に、 リブリカ 森下英昭代表取締役社長 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン 正田純二シニアバイスプレジデント 角川書店 新名新常務取締役 講談社 吉羽治ライツ事業局長 集英社 田代豊ライツ事業部デジタル事業室室長 小学館 大家正治ネット戦略室課長 と、ずらり並んだ。 聞きなれない社名のリブリカは、マンガなどの非デジタルコンテンツのデジタル
「政府参考人 委員御指摘のとおり、いろいろなNGOが出しています統計というのはありますけれども、国際的に認知された公的な統計というのは、残念ながらない。したがいまして、正確な国別の比較を行うことは難しいんだろうと思います。そういうことで、シーファー大使がいかなる統計に基づいて日米は児童ポルノの二大消費国だと述べているかということは、わかりません。」 - 奥村徹弁護士の見解(hp@okumura-tanaka-law.com)より。 4/10の衆議院・青少年問題に関する特別委員会で、民主党の吉田泉議員から、大臣1人と政府参考人2人対して、シーファー駐日米大使が旗振り役を務める児ポ法改正「単純所持禁止」導入について、質疑が行われていた。この中で、シーファーの言う、日本が児童ポルノ大国であるかのような言説のあやふやさや、その他各国の実情が不透明である状況が、日本政府の回答という形で明らかになって
昨日、勉強してきたことのMEMO。畳部屋で参加者20人。 ♯ 規制推進の動きが出てくる政治的背景 6月中旬で通常国会閉会→7月に洞爺湖サミット。諸外国へのアピール材料として。 福田内閣支持率低下→衆議院解散総選挙。票獲得のマニフェスト材料として。 各党動向 自民=単純所持禁止の方向、創作物は見送りの可能性 公明=単純所持禁止、創作物は付帯決議で実態調査要請 民主=単純所持は不透明、創作物は見送りの方向か 社民=福島瑞穂が単純所持・創作物とも反対の方針 共産=単純所持に反対、ただし赤旗で過剰な性表現に対する論調はネガティブ 「単純所持」の問題点 冤罪や捜査権の乱用につながる可能性。特に長期の拘留や代用監獄制度が残る日本ではその懸念が大きい。 海外とは年齢区分等で「児童」の定義が異なる。成人の定義から違う。 何をもって所持とみなすのか。何をもって収集の意思とみなすのか。所持、収集の意思とも、実
わいせつ漫画販売でイラストレーター逮捕 松山西署は23日、わいせつ図画頒布の疑いで、松山市御幸、イラストレーター宮下昌也容疑者(39)を逮捕した。 調べでは、宮下容疑者は2005年4月から昨年10月、性行為を露骨に描写した漫画本計約1万1000冊を、岡山市の印刷会社を通じ、東京や神奈川などの書店で販売した疑い。 「同人誌でキャラクターものの漫画を書いたが売れず、わいせつ漫画を書くようになった」と容疑を認めているという。 7作品を1冊1350〜1600円で売っていた。印刷会社の倉庫に残っていた6600冊を押収した。 「SHIYAMI」のペンネームでわいせつな漫画をインターネット上で販売しているのを見つけ、捜査していた。 http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070823-245889.html 松山西署は23日、わいせつな漫画を委託販売
漫画屋無駄話 其の2243 ▼「うるせんだよあんた!せっつく営業マンは嫌われんぞ!!」電話相手は高田印刷。月末売りのいずみコミックス、『色つきざかり』(内田こねり)の校正を急がせるので一喝。タイミングも悪い。チョイ前、遊民社の塙社長が、桃園書房(司書房)倒産との電話を寄こしたばかり。当初の約束通り、孫請けした『特盛DVD人妻相姦Comic』のギャラは半額に(遊民社が払う契約)。勿論、遊民社自体は全部かぶる。平和出版に続く数百万の負債。気の毒だが、とにかくウチには早く払って。('07.8/6) http://www.linkclub.or.jp/~mangaya/nikkann.html いまさらだが、記念に休刊号のジャンボでも探して買っておこうかね……。ちょっと気になるのは、今日買ったティアズマガジンに載ってた一般マンガの原稿募集広告の件とか。数年前から、セミプロ作家の雑誌未掲載原稿を単行
全国同人誌即売会連絡会(シンポジウムの概要) http://sokubaikairenrakukai.com/news070330.html 総括すると、マトを絞ってコンパクトにまとめられた良いシンポジウムだった。例の「バーチャル社会のもたらす弊害からこどもを守る研究会」の最終報告書が求める安易な同人表現の自主規制に対して、実際には同人業界側は今までもこれからも自主的な取り組みを行うし、研究会ともいたずらに対決姿勢を強めるつもりなどは毛頭なくて冷静に話し合う用意がありますよ、ということを十分にアピールできたと思う。二次創作問題などは予め、議題から外すことが断られた。今回のシンポジウムが報告書への正々堂々のカウンターを一番の狙いにしていることを考えれば、正しい判断。 同人業界の性表現に対する対応策は、行われているということと実際に実効性をともなっているかということは、もちろん別の話になってく
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